単身赴任や転勤、大学生の一人暮らしにも安心な「食事付き物件」について
単身赴任や転勤者向けに特化したサービスを展開する賃貸物件が増えています。特に、転勤などで急な引っ越しが必要な社会人をターゲットにしたサービスが多く、中でも人気なのが「食事付き物件」です。
食事付き物件とは
社会人や学生向けに、マンションやアパートなどの賃貸と同時に食事を提供する物件のことです。
社会人向け食事付き物件
単身赴任者や独身者をターゲットにしたマンションです。企業の独身寮のような位置づけで、一定の部屋数を法人契約で借りているケースもあります。
家具や家電が備わっていることも多く、バッグ一つで入居できるのが特徴。地方への転勤が必要な場合や長期出張など、仕事で滞在しやすい工夫がされています。
学生向け食事付き物件
主に学生をターゲットにしたマンションで、学生マンションや学生寮とも呼ばれます。寮夫さんや寮母さんが駐在していて、栄養バランスの食事を作ってくれるので、自炊の知識がない学生でもすぐに入居できると人気です。
基本的にダイニングで食事を摂るため、入居者との交流も生まれやすいメリットがあります。
学生寮も、ベッドや勉強机などの家具や基本的な家電が備わっているケースが多いです。
食事付き物件のメリット
栄養バランスが考えられた食事が決まった時間に提供されるので、健康的な生活を送ることができます。自炊が苦手な男性も、おいしくて栄養のある食事を摂れるでしょう。
また、自分で調理器具や食器を揃えなくても済むので、急な転勤が多い社会人に向いています。
現地ですぐに新生活をスタートしなくてはならない際にも、慌てて準備する必要がありません。
食事付き物件のデメリット
家賃とは別に食事代がかかるため、当然一般的な賃貸物件よりも高くなります。法人契約の場合、会社から補助が出る可能性はありますが、共益費や管理費など思った以上に費用がかかるでしょう。
また、食事代が定額タイプになっている物件では、外食の際に損をしたような気持ちになることがあります。
食事付き物件を選ぶポイント
部屋の内装や間取りはもちろん、共同スペースの広さや清潔さなども比較検討するようにしましょう。また、食事内容や時間、金額などの条件もチェックしておくのがおすすめです。
一般的な賃貸に住んで自炊した場合と食事付き物件の場合で、毎月かかる総額を計算した上で検討するようにしてください。