自己肯定感を高める方法とは
自分自身を理解するところから始めよう
自己肯定感を高めるためには、自分自身を理解するところから始めてください。
とくに不安などのネガティブな感情が出てきた、疲れを感じた時などにはそのことを書き出してみることです。
自分の感じたことを実際に文字にすることで、自分を客観的にとらえられるようになるからです。
また書き出す際には、時系列を追って進めることが大事です。
より客観的に自分を取り巻く状況について把握できるからです。
これは認知行動療法や行動分析と呼ばれる手法で、数カ月もすれば客観的に自分自身を理解できるようになり、ありのままの自分を受け入れられるようになります。
成功体験を思い出す
自己肯定感を高めるためには、「自分は価値のある人間だ」と思える環境を作り出すことが大事です。
そこでおすすめなのが、成功体験を思い出し実際に書き出してみることです。
成功体験を書いたりほかの誰かに話したりすることは、ポジティブな体験の記憶強化につながります。
強く印象付けられることで、自己肯定感も高まっていくでしょう。
小さくてもいいので成功体験を積み重ねると、自分に自信がつき自己肯定感も高まっていきます。
小さなことでも目標を立てて達成していけば、「自分だってやればできるんだ」という自信になります。
また成功体験を繰り返せば、少しハードルの高いことでも「今の自分ならできるかもしれない」と思えます。
新しいことへのチャレンジ精神も旺盛になって、自分を変えられます。
成功体験はどんなことでも構いません。
「エスカレーターを使わずに階段を利用する」「いつもよりも10分早めに起きる」「帰宅後10分間ウォーキングする」といった簡単な目標でもいいです。
そんな目標を繰り返し達成すれば、だいぶ自分に自信が持てるようになるでしょう。
自分をほめてあげること
自分をほめるように意識することも、自己肯定感を高めるために必要なことです。
よく指導面で「ほめて伸ばす」という言葉があるでしょう。
これは科学的に立証されていることです。
人は褒められることで脳に幸福感が得られ、その結果、自信がつき物事への意欲も高められます。
自分自身の言動をほめることで、自分を肯定できます。
どんな小さなことでも構いませんから、何かできれば自分をほめるように心がけて下さい。
また何か失敗したときでも、自分をほめるように心がけましょう。
結果的には失敗でも、それまでの過程で自分が頑張ったことに関して褒めるわけです。
また、失敗したことで、何か学び取ることができたはずですから、学習した自分をほめてあげてください。
ほめる習慣をつけるためには、目標設定するといいでしょう。
「1日1回は自分をほめる」といった目標をつけるのも効果があるといわれています。