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マイクロマネジメントの弊害とは?

近ごろ会社が窮屈に感じる

社会人となり、意気揚々と入社したころのことを、懐かしく思い出すこともありますが、最近は会社の嫌なところばかり目に付く、という方も多いのではないでしょうか。
それでも、会社が嫌と言うよりは、人間関係あるいは対人関係に嫌気がさす、といった方が的を得ているのかもしれません。

会社のルールは、日を追うごとに厳しくなり、何やら窮屈感を感じるのはあなただけではありませんよ。
上司との関係もしかり、ドラマや映画で見るような、部下に慕われるような上司はまれで、その多くは部下たちから敬遠される向きも多いようです。
その弊害の一つに、マイクロマネジメントがあることをご存じでしょうか。

マイクロマネジメントとは

皆さんは、マイクロマネジメントのことをご存じでしょうか。
マネジメントといえば、管理を意味する言葉ですが、通常悪い意味で使われることはほとんどありませんよね。
マイクロマネジメントと聞くと、細やかな管理が想像できるほど、細やかな気配りで、仕事を導いてくれる、そんなイメージをもつ方も多いのではないでしょうか。

実は、このマイクロマネジメントとは、悪い意味で使われることの方が多いんです。
意外に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、マイクロマネジメントは簡単に言うと、上司から部下への「過干渉」を指した言葉なんです。
実感する方もいるかと思いますが、とにかく細かく指摘する上司や、根ほり葉ほり聞かなければ気が済まない上司なども、こうしたマイクロマネジメントにあたります。

マイクロマネジメントをするタイプ

上司によるマイクロマネジメントは、部下に対する過干渉がとてもひどく、その割には本人が全く気づいていないというところが、余計にたちが悪いんです。
これは、デメリットというよりも、弊害といっても過言ではありません。
マイクロマネジメントは上司だけではなく、同僚の間でも起こり得るものです。
こうした、マイクロマネジメントをする人は、いくつかの特徴を持っています。

・こだわりがとても強いタイプ
・部下や仲間に仕事を任せることが不安に感じてしまうタイプ
・仕事に関して完璧主義のタイプ
・管理することが自分の価値と思い込むタイプ

マイクロマネジメントによる弊害と対処法

マイクロマネジメントによる弊害は、会社にとってマイナスでしかありません。
では、どのような弊害が起こりうるのかを、見ていきましょう。

『意欲や意識の減退』
・過度な干渉は、部下たちのパフォーマンスの低下につながります。
細かい部分まで管理を行うことで、イエスマンを作り出しやすくなり、指示以上の業績を上げることはできません。
『キャリア形成の妨害』
・過干渉は、長期的な目で見ると、上司の傀儡になってしまいがち。
言われたとおりのことを、実行すればミスは少なくなるものの、その分失敗や成功の機会も失われてしまいます。

『求心力の低下』
・イエスマンが多くなれば、それだけやる気と求心力も失われてことにつながります。
『組織全体の業績低下』
・自主的なやる気を阻害するので、社員の視野も狭められ、結果的に業績低下を招くきっかけともなりかねません。

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