お金を貯める4つのコツ
まずは家計の現状を把握するところから
お金を貯めたいのになかなか貯められないと悩んでいるのであれば、お金を貯めるコツをまずはマスターすべきです。
第一にやるべきことは、家計の収支の現状を理解することです。
月々の収入と支出がわかっていないと、どうお金を節約して貯蓄に回せばいいかわかりません。
おおよその収入はわかっているでしょうから、支出がどうなっているかまずはチェックしてみましょう。
食費や光熱費、家賃、交通費、娯楽費などにそれぞれいくら使っているのか見直しましょう。
減らせる支出は減らす
支出の内訳が分かったところで、何か無駄遣いしているところはないか見直しましょう。
とくに固定費を節約できれば、毎月一定量のお金をセーブできるのでこちらを貯蓄に回せます。
たとえば食費が多ければ自炊を増やす、光熱費が大きければより料金の安い事業者に乗り換えるのも一考です。
携帯料金の支出が多ければ、大手携帯キャリアから格安SIMに乗り換えるだけでもかなりの節約効果が期待できます。
さらにサブスクサービスを利用しているのなら、あまり使っていないものは解約することで無駄な出費を抑制できます。
このようにコストカットできそうな項目がないか、一度見直してみるといいでしょう。
複数の口座を使い分ける
複数の金融機関で口座開設して、分割管理すると貯金へのモチベーションを高い状態で維持できます。
もし一つの口座でまとめてお金を管理しようとすると、ちょっとしたことでついつい引き出してしまって、結局なかなかお金がたまらなくなってしまうからです。
口座を分けて貯金すれば、目標の金額に達するにはあとどれくらい貯蓄しなければならないか把握しやすくなります。
また金融機関の多くで、自動振込予約の機能が利用できます。
設定する必要がありますが、ひとたび設定すれば給与の振込口座から自動的に目的別に口座にお金を振り分けられます。
「このお金はこちらの口座に」といちいち自分で手続きする必要がありません。
天引き貯蓄を活用する
貯蓄しようと思ってもお金を使ってしまって、どうしてもお金を貯められないというのであれば、天引き貯蓄で半ば強制的に貯蓄にお金を回してしまうのも一つの方法です。
たとえば財形貯蓄制度の活用です。
福利厚生の一環として、財形貯蓄制度を導入している企業も少なくありません。
財形貯蓄制度とは会社と提携している金融機関に、給料やボーナスから一定額天引きして貯蓄に回していくシステムです。
自動的に天引きされるので、自分で節約などの努力をしなくても一定金額を貯蓄に回せるわけです。
会社が財形貯蓄制度を採用していない場合、金融機関には自動積立定期預金の預貯金システムがあります。
こちらも毎月決まった日に一定額を別の預貯金口座にお金を振り込む制度なので強制的に貯蓄できるわけです。