サウナで贅沢なリラックスタイムを満喫しよう
サウナが体に良いとされる理由
「サウナー」や「整う」という言葉が広く知られるように、ここ数年で大きなサウナブームが起きています。
実際サウナは体に良いとよく言われますが、どのような理由でサウナが体に良いといえるのでしょうか。
サウナ関連のある研究によると、サウナは日常体験しないほどの高温に環境に身を置きますが、それゆえに体温が急激に上昇し、その際、呼吸器や循環器系、心臓血管系や免疫系の働きが大きく促進されるからだそうです。
本場フィンランドでの研究によると、サウナを定期的に利用することで心臓病、高血圧、脳卒中のリスク軽減、関節痛やリウマチなどの症状改善のほか、頭痛、皮膚疾患、喘息などの症状改善が期待できるとのことです。
また、エクササイズの後にサウナに入ると疲労の回復が通常より早くなるとも言われています。
その根拠は、熱によって筋肉が緩み、末端神経が落ち着くからです。
筋肉の柔軟性が高まるため、筋肉の成長が通常より促進される効果も期待できます。
加えて、サウナから出ると体温が徐々に下がっていきますが、それを利用した快眠効果も注目されています。
人が眠くなるのは、一度上昇した体の深部体温がふたたび下がってくるタイミングです。
サウナから出て一定時間内に床に就けば、いつもよりぐっすり眠れるでしょう。
質の良い睡眠が体に良いことは言うまでもありません。
サウナの健康効果は賛否両論
これだけを見ると、サウナ以上の健康法はないのではないかと思ってしまいそうですが、注意したいこともいくつかあります。
まず、通常サウナに入るのは健康な人たちばかりという点です。
もともと健康な人たちが「サウナは体に良い」と言っているわけで、病気の人がサウナで回復するとは限りません。
また、急激な温度変化を伴いますから、こまめに水分を補給するとともに体調が優れない時は無理して入らないようにしましょう。
「整う」ための水風呂にも注意が必要です。
サウナーの言ういわゆる「整う」という状態は、サウナに入ったあと水風呂に入り、その後外気浴というサイクルを3回以上繰り返すことで得られると言われています。
しかし、100℃近いサウナ室から出て、急に冷たい水風呂に入ったら、体に大きな負担がかかることは間違いありません。
心臓や血圧に問題がある人にはとても危険です。
これまで大きな事故は報告されていませんが、サウナ後の水風呂で命を落とす人が出ないとも限らないのです。
マイペースにサウナでリフレッシュ
上述のように、サウナが体に良いと言っても、万人に等しく良いわけではありません。
大切なのは自分が気持ちよく感じるかどうかです。
上級者の入り方を真似して、つらいのに我慢して長時間入っていても体に良いことはありません。
自分がリフレッシュできる入り方でマイペースに楽しみましょう。